インプラント 予防 矯正 審美 ホワイトニング
根本齒科室/Spazio Dentale RADICE
〒301-0032 龍ヶ崎市佐貫1-9-8
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予防処置

歯は治療できない

まさか、歯医者自身である私がこんなことをいうとは少しも思ってなかったので、非常に驚かれた方も多いのではないでしょうか?

本ホームページにも少し書いてありますが、まず他の歯科医院の宣伝や本、ホームページではこんなことを真顔で主張しているところは皆無でしょう。
営業的にも(当院だけは上手い)と主張しておかないと院長の自尊心が崩壊してしまいます。

そこで

「それではお前が毎日やっているのは何なんだ」
「治療でなければ何なんだ」

という当然の疑問にお答えしていきたいと思います。

◆ 治療できると思っているのは日本人だけ

いや、これは本当の話です。
というよりも、歯医者も医者の一種のようにエライ人だと思って、やっていることも医学的な治療だと思っているのは世界広しといえども日本人だけです。
そもそも「治療」というからには医学的な「治癒」を求めるのが当然です。
傷口はふさがる、骨折した骨は付く、感染は除去される、などなど。こういうのを「治癒」といいます。

ところがどうでしょう?
「保険『の歯』」でも見たように、今までの「歯科治療」と称していたものの正体は 接着剤でしたね(あるいは取り外し式の入れ歯です)。

これらは「形」を作るものなので、治療ではなく「リハビリテーション」なのです。

また、接着剤程度では病原菌をシャットアウトすることができません。
電子顕微鏡で見れば、接着剤など穴だらけです。
健康な皮膚や粘膜が病原菌をシャットアウトできるのとは対照的です。

これらを踏まえて、以下の問題点を見ていきましょう。

制度に騙されて泣きを見る

そうです、私たちはここ数十年間、先生方も含めてみんなで騙されてきました。
とくに厚生労働省の健康保険は、設立当初は有効だったかもしれませんが、今や特に歯科では 逆に私たち国民をマインドコントロールする悪の根源そのものに成り下がっています。

とくに、私たちの

 自 己 評 価 が大きく下げられてしまった

ことは精神衛生上も痛恨の極みです。
その証拠に、誰に聞いても、自分の歯1本の価値は数千円、歯全体で考えても数万円と答えます。

体の一部とはいえ、自分の価値を数万円と考えるか、プライスレスと考えるか。

早期発見早期治療=自覚症状中心主義のウソ

何かあったらまた連絡してください」

よく、ひととおり歯科治療が終了した後に、こういわれてそのまま終了したことも多いのではないでしょうか?これは、かなりまずい言葉です。

「何か」って、何でしょうか?
「何か」を素人である一般の方が的確に判断できるのでしょうか?

歯科の場合、たいてい「何か」あったと思ったときというのは、思ったよりも悪化しているものです。
C2、C3も無自覚に進むことも多く、とくに歯周病などは、素人判断は絶対に無理です。

また、親知らずの抜歯の可否の判断についても、素人判断にゆだねてよいものといけないものがあります。ゆだねていけないものをゆだねてしまうと、当然後でもっと悪くなります。
そして迷ったうちの7〜8割は、抜かなければいけないケースでした。

「今は抜きたくない」
「抜かないで残したい」

と思ったりおっしゃったりする方もおられます。

厳しいようですが、そのような詰めの甘い素人考えでも安易に乗ることが真の患者中心主義というのは違うと、私は思います。
ですので、親知らずに限らず、専門家の見地からどう行動すべきかがはっきり分かるように、受診者の方の現状はしっかりご説明申し上げております。

治療の大多数は再治療

これは、うすうす分かっている方も多いのではないでしょうか?

詰めてもかぶせても、すき間からむし歯になってやりなおし。
取れてしまったら、中がやられていて、さらに大きく削りなおし。
とくに、保険の範囲内で神経を取って差し歯にしてしまった歯は年数がたつとたいてい再治療になります。
なかには一気に歯根縦破折で抜歯になってしまうケースもままあります。

だったら、なぜそのようなことを繰り返すのでしょうか?
私たちはもう、自らをあきらめてしまったのでしょうか?

イギリスドイツの保険が壊滅〜安易な修復は百害無益

諸外国に例がありますので簡単に復習します。
税金でなくて保険料で歯科医療費をまかなうタイプの国に、イギリスドイツがあります。イギリスはご存知NHSという公的保険で、無料またはそれに近い価格で国民が医療を受けられるとされています。

しかし実態はどうか?
手術ひとつに半年一年待ちは日常茶飯事、歯科でも次の予約は○ヵ月後、などというあまりの使い勝手の悪さが大きな問題として浮かび上がり、国民の不満は募る一方です。

とくに歯科は、あまりの不採算性から患者負担割合がどんどんあがり、最後は8割負担にまで上昇してしまいました。現在は3バンド制というドンブリ勘定の制度にかわり、少し治療してもたくさん治療しても同じバンド(悪化度)内の疾患なら治療費は同じ、となりました。
必然的に、同一料金内=同一バンド内で

 患者さんはできるだけ治療してもらうようにしてもらうようにしたいのに
 歯科医院はできるだけ治療したくないようにしたくないように考える様に

なってしまい、ますます使い勝手の悪いものになってしまいました。

最近では「デンタルツアー」と称して、東欧など物価の安いところにインプラントや審美など高額治療を受けに行くツアーが大流行です。またある程度豊かな層は、待たないで早く治療を終わらせたいので少々高くついても国内の「プライベート歯科医院(自由診療専門)」に流れるという、まさに患者の流動化、保険からの逃避が現在進行形で起こっています。

ドイツですが、小手先の技術におぼれたのか、予防を軽視した結果、あまりのむし歯の多さに業を煮やし、「削る・詰める・かぶせる」 などの修復に本質的な意義が無いことを早々と悟り、今ではすっかり予防補助主義に変更してしまいました。さすが合理主義的なドイツ人、こんな時代遅れの予算配分ではますます国民の歯が悪くなるばかりだと分かったら、さっさと政策を変更して、現在はむし歯も極めて少なくなっております。

このように、「保険=公金」を使って「治療という名の修復」を推し進めることは

 需給関係と価格形成面での矛盾を露呈し、破綻する
 結果として歯をより悪くする

という結果になることが諸外国の経験から分かりました。

世界では歯科医師削減の方向

いわゆる「削る」「詰める」「型を取る」「入れ歯」などの、日本では保険が利いて気軽だとされる「一般歯科」とくに成人一般歯科については、

 予防すれば本来必要の無いもの
 価値の低いもの

という認識が急速に広まりつつあり、(私的には残念ながら?!)一般歯科医やその資格価値に対する意義に懐疑的な声が寄せられつつあります。

このようなことはご存知でしたでしょうか?

フィンランド

はご存知キシリトールの本家本元ですが、ここでは予防が徹底してほとんど歯科疾患にならないのでいわゆる普通の歯医者さんはほとんどいらないということになりました。
万一むし歯になってしまったとしても、定期検診で即座にピックアップして萌芽のうちに治療してしまえば、永久歯に悪影響を及ぼすことはないことを実践で証明してきました。
今では多くの歯科大学が定員削減、ないしは廃校になり、その分、そのような初期治療に特化した「デンタルセラピスト」への置き換えが進んでいます。

デンタルセラピストは、歯科衛生士のように2〜3年の専門学校を卒業すると与えられる資格で、教育経費も大幅に削減することができ、その分を歯科衛生士やデンタルセラピストを拡充することによって、そもそもむし歯や歯周病に持ち込まない道を選んだといえます。

スペイン、イタリア

http://www.heraeus-kulzer.co.jp/customer/storm_080828.html
では、歯科専門科目を1秒も履修していない「医科」医師が堂々と「歯科医院」を開業しています。しかも

オーストリア

言わずと知れた、芸術の都ウィーンを擁する、欧州の要衝オーストリア。
ここではなんと驚くことに、誰でも歯科治療をしていいのです・・・
これをご覧のあなたも、オーストリアでなら合法的に歯医者さんごっこができますよ?! (2005年に欧州司法裁判所は、オーストリアの歯科医師資格を欠格だとする欧州委員会の主張を認めた:前掲)
名前は似ていますが

オーストラリア

やニュージーランドでは、デンチュリストといって、いわゆる歯科技工士が直接患者さんの歯を治療していいことになっています。
最初は総入れ歯だけだったのですが、すぐに部分入れ歯にも拡大され、ほとんど歯科医師と同じ内容になっています。しかも

ニュージーランド

はすごいですよ。
当ホームページ「リンク集」の飯塚哲夫先生の講演録から抜粋します。

ニュージーランドでは1988年に、歯科医師の資格は必要ない、誰でも自由に歯科医業に従事できるという法案がつくられました。歯医者というのは教育の必要はない、免許も必要ないと。その後、当時の日本歯科医師会の山崎カズオ会長が、オランダのアムステルダムで行われたFDIの会議で会長に推挙されまして、そのときに私は山崎さんに一緒に行ってくれと言われて行ったんです。FDIでいろいろな会議をやっていましたけれども、その中でニュージーランドの代表が、ニュージーランドでは歯科医師という職業は免許が要らない、学校の教育も必要ない、誰でもやっていい、そういう法案をつくって国会に提出する寸前までいったという発表をしたんです。それでニュージーランドの歯科医師会はFDI の応援を受けて、どうにかそれを阻止しましたけれども、そのかわりデンチュリズムと言って、技工士は歯科医とは関係なしに入れ歯をつくってもいいという法律が通ってしまったんです。
私はたまたまそれを聞いてびっくりして会場を見渡しましたけれども、日本語の通訳もいなくて英語だけですから、私以外に聞いている日本人はいなかったんです。だけどFDI の役員である山崎さんは知っているはずだと思って、その日の夜、山崎さんに、先生、これをご存じでしょうと言ったら、それは言わんでくださいと散々言われました。これを言うと日本でも大騒ぎになって、日本でも歯科医師の免許は要らないなんて言い出すかもしれないと思ったんでしょうね。

ニュージーランドでも
「歯医者ってそんなに大したことないんじゃないの」
「そもそも歯医者って必要ないんじゃないの」
と、すっかりばれていたわけですね。

予防が浸透した国では、一般歯科医師のメインの仕事は、検診に来た人の口の中をチェックすることです。実際の掃除や指導は歯科衛生士がやってくれるのでまさに

「みるだけ」

です。たまにむし歯の人が来たりしても、保険もないし、1日数人で十分ペイできるとのこと。

私たちの大きな勘違い

そもそも、歯医者というと「歯だけ」何とかしろ、という風潮自体が間違っています。
なぜなら、歯とはその人の生き様の表現形そのものだからです。
職業、食習慣、生活習慣、性格、骨格、etc

「・・・全部」

そうです。すべての要因が密接に絡んで、現在の状態に表れているのです。
ですから「歯だけ」を何とか修復する、という発想そのものがそもそも本末転倒なのです。

「歯を鍛える」方法を知ってますか?

とくに、むし歯をつめては再治療になってしまう、むし歯タイプの方は要注意です。
むし歯予防の最大の切り札は、フッ素(フッ化物)です。

残念ながら、わが国では、フッ素の応用がかなり勘違いされており、お子様方がむし歯になりやすい脆い歯のまま大人になってしまっています。
詳しくは、フッ化物洗口法(click)のページをご覧下さい。

食事に注意しよう

これも、とくにむし歯タイプの方向けの内容です。

お口の常在菌には「むし歯菌」「歯周病菌」「その他の菌」の3種類いるので、とうぜん「むし歯菌」の比率の高い人は、他の人よりもむし歯になりやすい人といえます。
このような人は、歯みがきも当然そうですが、食事の中の砂糖(ショ糖)のコントロールがきわめて大事です。
体調を崩さない範囲で、羅漢、甘草などのノンシュガー甘味料などを積極的に取り入れ、お口の中のむし歯菌を甘やかさないことです。

健康に注意しよう

「どこが関係あるのか」
という声が聞こえてきそうです。しかし、この辺がクリアされていないと、いざ歯科の中で決して少なくない観血的処置・侵襲的処置が必要になったときに、治療できませんということになってしまうのです。

 「麻酔できません」
 「抜歯できません」
 「薬を出せません」

いざというときにこれでは、なにもできないのと同じです。

いろいろありますが、代表的なところでは
◆過度な高血圧
◆血液の滞り
◆糖尿病・腎臓疾患
◆骨粗しょう症
◆要介護
の問題が大きいと日々感じています。

◆血圧
ですが、境界領域付近ではそれほどでもないのですが、あまり高すぎると血が止まらないので抜歯や出血を伴う処置などができません。
また、麻酔には止血剤として少量のアドレナリン(エピネフリン)が添加されていますが、これが心臓に負担が大きく、万が一などということもありますので、麻酔も危険だということになってしまいます。また弱い止血剤や止血剤なしの 麻酔だと、効きにくいのです。

◆血液の滞り
などですが、血栓やコレステロールなどで、ワーファリンなどの「血液サラサラの薬」を一定以上摂取すると、やはり血が止まりにくくなるという問題があります。
とくに高齢者の場合はさまざまなリスクが高まりますから、指標としてPT-INRが3未満、最悪でも4未満でないと一般的な施設での歯科治療は不可能です。

◆糖尿病と腎疾患
ですが、これらは傷の治りが遅くなることと雑菌の感染に弱くなることが歯科治療で問題になります。とくに糖尿病では指標としてHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が6未満、最悪でも7未満でないと、傷が付かない、縫っても傷口が開いてしまう、菌血症になるなどのリスクがあるため、抜歯や小手術などができません。
もちろん透析患者が一般レベルの歯科医院でこれらの処置を行うことは実質的に不可能です。

◆骨粗しょう症
ですが、とくに最近は内科で予防投薬と称してビスホスホネート製剤を気軽に投与することが多く、歯科界で問題になっています。いわゆる1週間に1錠出す、あの薬です。
ビスホスホネート製剤は抗がん剤として注射投与することもあり、こちらの場合はかなり高濃度の薬が体内に残留することになります。
経口の場合は微量ですが、とくに東洋人の場合は経口でもこの薬の影響が出やすいとされています。抜歯や小手術をしたときに、広範な骨の壊死や菌血症が起こり、たいへんなことになります。これをBRONJと呼びます。経口投与でも数年以上服用していると、骨の治りが悪く、まれですがこのようなことが起こることも報告されています。

◆要介護
の問題ですが、こうなってしまうとお口のケアが自分ではできません。片麻痺でもあればごはんつぶなどの食べかすを口に残さずに食事をすることは不可能です。しかし介護の現場にそのような口腔ケアを統括するにふさわしい専門家としての歯科衛生士が極端に不足しています。看護師や介護福祉士などは全身的な状況には詳しいですが、口腔内に関しては正直お寒い限りです。
そうなるとどうなるか?
今まで使っていた部分入れ歯などもすぐに使えなくなってしまうので、捨てられてしまうことが多いと聞きます。
歯はあっという間にむし歯と歯周病で壊滅的な状況になり、残された手段は抜歯して(抜歯できないような糖尿病などの内科的疾患があれば自然脱落を待って)総入れ歯しかない、ということになります。
しかしやっかいなことに、総入れ歯ほど型を取るのが難しいものもありません。
健康な高齢者でも総入れ歯の型を取るのは至難の業で、「入れ歯を作り直してくれ」「修理してくれ」という気の毒な高齢者であふれているのが現状だというのに、相手が寝たきりなど要介護では、よほど特殊技術の修行を積んだ歯科医師でもない限り、製作は不可能です。

このように、一見歯と関係なさそうな内科的疾患が、歯科に大きな影を落としていて、いざ処置が必要になったときに、

 「○○なのでできません」

ということになっては元も子もありません。
こうならないように、とくに中年以降の健康状態の維持増進は歯科にとってもひときわ大事です。
とりわけ、なんでも薬に頼ると副作用で上のようなことになりますので、日頃から医食同源や運動を意識して、みせかけでなく地の健康を増進したいものです。

これから大切なもの

何が私たちを騙してきたのか

しかし残念ながら、私たち日本国民はマインドコントロールされてしまっていますのでどうしても

 保険の利かない治療はイカサマの金儲け治療
 保険の利かない治療には私は興味が無い

という自滅の禁呪に洗脳されてしまっています。

甚だしきは「医療に金をかけずに医療従事者をこき使うことが美徳」とさえ思っています。
「今回は保険の入れ歯で」の一言が、ケースにもよりますがどれだけあなたの未来を損なう魔の呪文なのか いつも私は悩んでいます。

この脱洗脳には相当時間がかかりますよ。
何より私がかなり自己脱洗脳に時間がかかりましたので。

◆ 最凶最悪なのは「悪くなっても気軽に保険で」という言葉です。なぜでしょう?

たしかに医科では、この言葉は非常に意義があります。
しかし、歯科ではどうでしょう?

 悪くなっても気軽に保険で削って保険の銀歯
  ↓
  すき間からむし歯が広がる
  ↓
 痛くなっても気軽に保険で神経を取って保険の差し歯
  ↓
  雑に神経を取って根が感染
   or
  保険の差し歯の芯棒で根が割れる
  ↓
 悪くなっても気軽に保険で抜いて保険のブリッジ
  ↓
  負担過剰やすき間のむし歯でブリッジごとダメに
  ↓
 悪くなっても気軽に保険で抜いて保険の入れ歯
  ↓
  バネのかかる歯がどんどんだめになっていく
  ↓
 悪くなっても気軽に保険で抜いてもっと大きい保険の入れ歯
  ↓
  ・・・

このように、日本の保険は自分の歯を残すことをまったく考えていないのです。
こんなことでは、総入れ歯への特急券です。
これが保険思想の恐ろしさです。

トップページにも、トップバー「正しい対応」にも書きました。
医科一般と歯科は真逆の性質があることを、忘れてはなりません。

ではこれからこうならないように、どうしたらよいのでしょうか?
歯科医院や制度を含めて、方向性はどうあるべきなのでしょうか?

私たちの歯科のこれから

インプラント〜あと数十年は必要

残念ながら、現在はまだ、少し前まで当たり前だった「悪くなっても気軽に抜いて入れ歯」の後遺症に苦しむ人が数多くいます。
残念ながら、入れ歯では不快なのは当然ですが、もっとも肝心な力のバランス面において、天然歯の代役を全く果たさず、さらなる破壊を推し進めてしまうことが明らかになっています。とくにバネのかかる歯の傷みっぷりは悲惨のひとことに尽きます。
「そんなことはない、保険の入れ歯でも十分に」
などという先生がもいますが、その先生の大丈夫は上に書いたように気軽に抜いてもっと大きな入れ歯をすぐ安く作るから大丈夫、の意味の大丈夫です。
賢明なあなたは誤解しないでください。

インプラントは、最初に失敗しなければ天然歯よりも丈夫に入ります。
そして、定期的なチェックは必要ですが、耐用年数10年20年はほぼ常識という、非常に耐久性の高い治療です。
そして、垂直的な力の支えをしっかり支えられる、つまり他の歯に依存したり負担をかけたりしないで治せるのは、現時点ではこれしかないのです。

しかし長期的な視点に立ちますと、インプラントは廃れてくると思います。

なぜなら、未来の日本でも欧米のように一生を通じての継続的な予防管理が常識化してくれば歯がなくなるということ自体が激減するはずですので、ゼロとは言わないまでも実質的に非常にまれなものになっていくでしょうし、そうでなければ国民の不幸です。

矯正〜清掃性のためにも重要

先ほども述べましたように、「予防管理」に重点を置くと、悪くなってからどうこうしよう、ではなく悪くならないようにどうすべきか、という考えになってきます。 人生の若いステージで、しっかりと咬み合わせと歯並びを調え、みがけない所が無いようにするのが公的な基本サービスとして必ず求められるのが物の道理です。

歯科衛生士

中には歯科助手とどう違うのか、よく分からない方もいるかも知れません。

◆予防管理のスペシャリスト
基本的には歯科衛生士は大きな侵襲的なことはしません。ブラッシングの指導・コーチング、ホームケアで取れないところの定期管理および清掃、そして担当患者の長期的な管理面を担当します。
しかし将来は大きな治療は必要なくなってくるのですから、むしろこちら方面のマンパワーがより大きく求められてきます。

また、とくに乳幼児期〜就学前のケアと管理はお子様の一生の死命を制する大事な時期です。そして、両親を含め周囲の大人の協力がきわめて重要な時期でもあります。
小さいお子様が自分で予防の意義を考えて自分を守れるわけが無いのですから当然です。

◆介護・教育現場への拡充
さきほども述べたように、介護の現場での口腔ケアも質でも量でもマンパワーを必要とします。
正しく効果的な口腔ケアにより、要介護者の歯を守って管理していくコア的な立場として育成面でも施策面でも財政面でもしっかりとしたバックアップが必要です。

これらの啓蒙・指導には歯科衛生士以上の適職はありません。

 根本齒科室では、歯周治療・メンテナンスでは世界一高品質の(有)錦部製作所製の超音波チップを使用しています。

審美歯科

ここにはセラミックによる変色歯の修復、ホワイトニングによる歯の演出などが含まれます。
もちろん、直接的には疾患の処置とは関係ない分野ではありますが、エンターテインメント・ショービジネス分野、女性などの層を中心に一定の需要はキープされるものと想定されます。
そしてもちろん、ひとたび修復となったら接着剤の境界線ができますから、一般治療同様、予防管理は必須です。

クラスAの健康を目指して

上記の内容で、保険の利く話がほとんど無かったので、かなりがっかりされた方も少なくなかろうと存じます。お気持ち重々お察しいたします。

しかし私は、これは患者様が悪いわけでもなく、私たち歯科医師が金儲け主義で悪い(そういう者もたまにはいますが)というわけでもなく、医療政策をつかさどる国家がきっちりビジョンを描けていない、あるいは因襲的な利権構造にとらわれていて国民を正しく導けていないことが最大の問題だと思います。

まずは逆転の発想で、

 予防歯科と矯正を安く〜成人一般歯科を高く
 一般歯科医師を少なく〜歯科衛生士を多く

の2点を基本に、中長期ビジョンを描くことがも最も求められていることだと私は思います。

そのよき未来を想定して、当歯科室では、徐々に未来志向型の歯科に移行しつつあります。
ぜひご期待ください。